【Background】

  • ニックネーム:さらまんだー
  • 留学区分:私費留学
  • 前職:商社
  • 最終学歴:私立大学
  • 海外経験:大学時にカナダに1年間交換留学(経営学専攻)仕事では東南アジア客先と英語で交信
  • 出願スコア:GRE:306 (V:144/ Q:162)、IELTS 7.0 (R:6.5/ L:8.0/ S:7.0/ 6.0)

 

 

【目次】

1: Introduction

2: Why MBA?

3: Preparation for MBA application

4: スコアメイク

5: Essay & interview

6: 学校選択

7: その他

8: Advice and Messages

9: 一言メッセージ

 

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

 大学では英語・経営を専攻し、大学2年時にカナダに交換留学をしました。卒業後は、商社に入社。最初の2年間は金属資源を日本に輸入する部署、その後はリサイクル事業に携わり主に東南アジア向けに輸出業務を行っていました。仕事では海外の客先と毎日英語でメール・電話・会議をしていました。

 

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

①MBAへの憧れ

1年間の交換留学では物足りず、30歳までにMBA留学をすると決めていました。なぜ30歳かと言うとそれ以上の年齢だと、マネージャー職としての採用になるため、業界転換できるギリギリの年齢として30歳を設定していました。

                                         

②自己成長・経営に関する知識を身につけるため

商社で働く中で、自分のスキルは社内でしか通用しないのではないか?と焦りを感じ始めました。また、年功序列の組織であるため経営に携わるにはあと15年以上かかると推測し、自分のキャリアを切り拓くためにもMBA留学を選択しました。

 

③どこの国でも稼げる人材になるため                               コロナの影響もあり、これからの世界では会社に頼らず、自分で稼ぐ力が必要だと再認識しました。世界各国の優秀な方と生活を共にし、授業でお互いの意見を交換できるMBA留学は自身を鍛える最適の環境であると考えました。

 

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。

 留学の目的は①経営全般の知識を身につける、②テック業界に関する知見を深めるためです。将来は起業することも視野に入れているため、経営の手法や資金調達などを全般的に学んでいきたいと考えます。また、商社での経験より物流業界はさらに業務効率化、改善できる余地があることに気づきました。スペイン・バルセロナではSmart city expoが毎年開催されており、市民も巻き込んで都市開発に取り組んでいます。Smart cityを広めるには何が必要か?実際に現地に住むことでエッセンスを学びたいです。

 

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 

  • 短期目標:テック企業、またはコンサルに就職
  • 長期目標:起業

 

Preparation for MBA application

<2017年>

大学卒業後、商社に入社。

学部時代に1年間カナダに行ったものの、物足りなさを感じて30歳までにMBA留学することを決める。受験期間2年、留学2年なので逆算して26歳の時に勉強を始めようとぼんやりイメージ。

 

<2018年>

恵比寿ガーデンプレイスで開かれたQS MBAフェアに参加。GMATという未知のテストの存在を知る。自分の能力では難しいだろうと思いつつ、当時来日していたアドミッションと名刺交換しまくる(これが後々自分を助ける)

 

<2020年1月>

社会人4年目、26歳目前になり決めていた通りMBA受験開始。

最初の半年間はTOEFLを勉強。仕事と勉強の両立が辛いことに気づく。

 

<2020年6月>

TOEFLからIELTSに移行。我ながら英断であった。

初回IELTS OA6.0。この時点のTOEIC930。井の中の蛙状態

そこから半年間は毎月170~180時間ほど勉強

 

<2020年12月>

IELTS OA7.0取得。半年間で受験した回数は13回。2週間に1回は受験。

GREの勉強開始。数学が出来ないので安易な考えでGREを選択したが、間違いだった。文系こそGMATに行くべき。

 

<2021年5月>

初回GRE290 (V139,Q151) 笑えない。出願まであと半年。

Affinityのカウンセリングを受け、GREからGMATに移行

このタイミングでカウンセラーとも契約。エッセイ執筆開始

 

<2021年6月>

GMATとエッセイを進める日々。これから11月ごろまでは平日5時間、休日12時間ほど勉強。忙しすぎてもはや記憶がない。接待も復活し、本当に辛い日々だった。

 

<2021年11月>

初回GMAT430点。もともとGMATを通過点、最終的にGREでスコアを仕留める予定であったがあまりの低さに絶望。ネットに出ているGMAT最低点(500点とか)とかの次元ではなかった。

塾講師からは「1年延期しませんか?」と出願延期を打診されるが自分を信じて淡々と勉強。プランBであるGREに切り替え。常に2つの選択肢を持っていたため、さほど引きずることはなかった。

 

11/7 GRE306(V148, Q158)とGMAT換算540点が出る。

前回受験時から16点アップ。希望が見えてくる。GMATの修行期間は無駄ではなかったと確信する。

このタイミングでエッセイ、推薦状は完成。残すは自身のテストスコアのみ

 

<2021年12月>

12/25 GRE(V144,Q162)とGMAT換算560点が出る。すぐにアドミに連絡。

この点数で不合格になることはないと言われたので、すぐに出願。

クリスマスのイルミネーションが輝いて見えた。

 

<2022年1月>

1月2週目にインタビュー招待。1月末に合格。

受験開始からちょうど2年で長い旅は終了。

 

 

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

 twitter, clear admit, 海外MBAドットコム、Agos,各学校の公式HP、OB訪問。特にTwitterは卒業生、在校生、受験生とつながることができるため主要情報源でした。深入りは禁物ですが、勉強仲間もできるのでお勧めです。

 

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。

 合計175万円 (試験50万円/IELTS関連4万円/GRE関連10万円/GMAT関連60万円/カウンセラー25万円/インタビュー対策20万円/出願費用6万円)

 

Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

  受験費用は自己資金、留学費用は海外の財団から借りる予定です。

 

 

【スコアメイク】

Q. 予備校はどこを利用しましたか?

IELTS:独学 GMAT/GRE:Affinity

 

Q. カウンセラーはどこを利用しましたか?

メイン:Link 木下氏、インタビュー:Lauren氏、Nish氏

 

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

私はIELTSを選択しましたが、結果的に正しい判断でした。下記、対策です。             

  • Reading:単語暗記、速読の訓練。元々、文章を読むのが遅かったので英語の記事やニュースを毎日1記事ずつピックアップしてwpmをエクセルに集計していました。                    
  • Listening:BBC 6minを毎日聞く、シャドーイング          
  • Speaking:DMM英会話にて対策。中国のサイトにIELTSの最新トピックが載っているため、その回答スクリプトを作成・暗記してました。
  • Writing:特になし 

 

Essay & interview

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください 

思考を深堀りできるよう、メインカウンセラーは日本人、サブを外国人で決めました。結果としては正解でした。Link木下氏と自己分析、エッセイ、CVを作成し、提携しているLauren氏にネイティブチェックして頂きました。金額、レスポンスの速さ、アドバイスの的確さ、強みを引き出すコーチングは自分にとって最適でした。

 

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

 遅くても出願する半年前にはカウンセラーにコンタクトした方がよいと思います。有名カウンセラーの場合だと、4月5月あたりに人数制限で見てもらえないという話も聞くので、早期コンタクトが必要です。スコアメイクとエッセイの時期が丸被りしないように、できる限り早めに仕上げた方が余裕を持った出願ができるかと思います。

 

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

1.   私は直属の上司と先輩に依頼しましたが、直属の上司は仕事の付き合いもあるため、業務と受験に支障が出ないかよく吟味した方がよいです。部下が退職する事をポジティブに捉えない人もいるので、この点はケースバイケースかと思います。推薦者に迷惑をかけないためにも、提出する日から逆算して4か月ほどのタイミングで依頼しました。

 

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

 カウンセラーから過去の質問集を貰い、スクリプトを作成しました。その後はDMM英会話やCamblyでひたすら練習をしました。

 

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。

 アピールした点として①アイデア力、②国際性、③アルムナイとしての活動を挙げました。       

まず①として、大学時にマーケティングコンペで全国優勝した経験、社内コンペで入賞し事業化した経験を推しました。このエピソードを交えながら、アイデアはあるがビジネスに落とし込む実行力がない。だからMBAで学びたいと話を展開させました。②留学時に経営学(組織行動論、異文化マネジメントなど)を受講していたこと、そして現職で文化の異なる人と協業していることをアピールし、留学中も文化の壁にぶつかった際に上手く対処できるとアピールしました。③は出身大学の卒業生幹事をしていることもあり、ESADE卒業後も同様に母校の発展に寄与したいと伝えました。

 

 

【学校選択】

Q. 受験校はどのように選択しましたか。

 受験校を選定する軸として、①期間が1.5~2年、②留学生比率が高い、③Iot、テック分野に強いを挙げました。

 

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 

 ①期間が1.5~2年、②留学生比率が高い、③Iot、テック分野に強い大学に加えて、卒業生の方とアドミの方が非常に魅力的だったため迷わずESADEに決めました。

 

【その他】

Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)

 なし。

 

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

  なし。

 

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

 後悔している事を強いて挙げるならば、最初にTOEFL・GREを選択したことです。途中で切り替えたものの3か月はロスしたと思います。殆どの学校はIELTSでの出願を認めているので、米国の一部の学校を志願している方以外はIELTSで最低スコアを取得してすぐにGMAT対策に移るべきだと感じました。また、受験時にお金を少しでも節約しようとGMATのオンライン講座(録画のみ)を購入しましたが、リアルタイムで質問できず消化不良のまま終わったので、初心者は講師に質問できる授業を受講することをお勧めします。受験時にお金を節約したくなる気持ちもありますが、合格してMBA取得すればいくらでも回収できます。ケチらず自分にあった勉強法を選択するべきだと思います。

 

【一言メッセージ】

 MBA受験は就活と転職とフルタイムの仕事を同時に行うくらいのタフネスさが求められます。その分、自分の人生を見つめ直し、成長できる良い機会だと思いますので悔いの無いように全力で頑張ってください。応援してます! 何かあればこちらに連絡ください。