【Background】

  • ニックネーム:レッドブルジャンキー
  • 留学区分:私費
  • 前職:NPO法人(人材育成・新興国支援)
  • 最終学歴:私大文系
  • 海外経験:前々職時代に海外研修参加(インド3か月)。前職では平均2-3か月毎に東南アジア・インドへ1~2週間程度出張。学生時代から数週間~数か月単位のバックパッカー経験多数。
  • 出願スコア:GRE:306点(V:139, Q:167)、IELTS:7.0(R:6.5, L:7.0, W:7.0, S:7.0)

 

 

【目次】

1: Introduction

2: Why MBA?

3: Preparation for MBA application

4: スコアメイク

5: Essay & interview

6: 学校選択

7: その他

8: Advice and Messages

9: 一言メッセージ

 

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

日系SIer(6年): 金融機関向けシステム構築・導入のプロマネ

事業型NPO(6年): 人事研修企画、マネジメント、新規事業開発

 

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

この先のキャリアを能動的に築くためのインプットとなる何かしらの知見と経験を日本国外で得たいと考えたため。もともと約10年前に仕事が嫌すぎてキャリアチェンジしようと考えていた時にMBA留学というオプションを知ったのが最初のきっかけ。一旦は希望の転職(前職のNPO法人)が叶いキャリアチェンジに成功したものの、ほぼ同時に妻の欧州MBA留学が始まり充実していたのを見て、やはり自分もいつかは欧州に留学したいと思う気持ちを持ち続けていた。今の自分の能力でできる仕事はやりきったと感じるタイミングで留学を決意し、デザインスクールや公共政策院など様々な選択肢を比較検討した結果、卒業後のキャリア選択の幅が最も広そうなMBAに落ち着いた。

 

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。

他の欧州校へのExchange、欧州またはアフリカ地域でのインターンの2つは経験したい。

 

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 

良くも悪くも"The MBA"なキャリアにあまり関心がないので迷い中だが、バックグラウンド的に引き続き教育・ソーシャル界隈で働きたい。

 

Preparation for MBA application

本格的に受験勉強を開始したのは2019年初夏で終了は2022年6月。途中コロナによる事業環境の急変で仕事に集中せねばならず勉強時間が確保できない時期があったのと、本番の過緊張対策としてメンタルクリニックで治療受けたりしていたので(笑)少し間延びした時期があったが、それを差し引いても2年半以上はかかっていると思う。RCにかなりの苦手意識があったのと、塾や教材など結構な投資をしていたのでやめるにやめられなくなり、無駄に戦い続けて消耗してしまった…。2021年末に4回目のGMATでPrepマイナス250点くらいの最低スコアを叩き出したところで潔くGREへ転向したら結果的に1回で終了したので、本当に早く転向すべきだったと後悔している。

 

 

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

・学校情報: 候補とした3校(後述)のアラムナイ数人に話を聞いたのみ

・受験情報: 予備校、妻と彼女の友人である欧州校のアラムナイの方々"

 

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。

計算しておらず今更する気もないが、ウン百万費やしたかと。。。大半がGMAT関連。GMAT初回受験のスコアにドン引きしそこから際限なく金をつぎ込む羽目になったが全くといっていいほど結果が伴わず、上記の通りGREで出願したので人生最大の無駄遣いだった。あ、ポストMBAではGMATのない世界を作りたいです。

 

Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

・受験費用: 貯金

・学費・生活費: 貯金の残り、妻と両親からの借金、国内金融機関からの借り入れ(妻名義)

 

【スコアメイク】

Q. 予備校はどこを利用しましたか?

・Affinity: IELTS、GMAT/GRE Verval全般

・Y.E.S.: GMAT SC

・Affiance: GMAT Math

ちなみに結果が出なかったのは私がアホなだけで、どこも良い予備校でした。ただ各校とも講師のクセが強いので合う合わないはあると思う。

 

Q. カウンセラーはどこを利用しましたか?

Sam Haldeman

 

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

何かしらの形で留学したい気持ちはかなり前からあったのでゆるゆるとTOEFLの勉強をしていたもののLとSの形式が嫌すぎて勉強する気が起きなかったので、MBA留学を決意した段階でIELTSに転向。1~2か月ほど隙間時間にR、Lだけ過去問を解いてたらアッサリ7.0が取れた。志望校はどこも7.0でOKそうだったので深追いせずGMATに移行。

 

 

Q.GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

結果が出てないのでノーコメント。が、テストの選択は慎重にした方がいいと思う。私みたいにメンタル豆腐な人はGMATはダメ。ゼッタイ。

 

Essay & interview

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください 

通っていたAffinity講師の推薦。仕事の中で内省の機会が多くありエッセイのネタ出しには困らなかったのと、家庭内でのディスカッションである程度の状態まで持っていける自信があったため他を検討せずサクッと契約。要所で的確なアドバイスをもらうことができ、費用もかなり抑えられたので満足している。

 

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

とにかく徹底的に他アプリカントとの差別化を狙った。カウンセラーやアラムナイからも職歴のユニークネス(特にソーシャル系)は欧州校にウケると太鼓判を押されており、テストが苦手な自分はこちらが勝負だと思っていたので。

 

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

  エッセイでアピールしたい自分のパーソナリティや実績の裏付け、もしくは弱みの補完に利用。何年も一緒に仕事をした社会起業家(ベトナム人)と自組織のCEO(日本人)の2名に依頼。純ドメ且つGRE Vervalのスコアが壊滅的であったため、「仕事で死なない程度に英語はできてました」ということをアピールすべく、1通は外国人に依頼しようと早くから決めていた。2人ともMBAホルダーなので勝手がわかっており、1時間程度でネタ出ししてもらったものをカウンセラーとともにドラフトし、本人たちにダブルチェックを依頼し最終化した。

 

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

対策なし。というか書類通過後Admissionから「明後日から休暇に入るため明日面接したい」と言われ、今更足掻いても無駄だと思い何もしなかった。相手がツッコミたくなるネタを仕込んでおくのは戦略としてオススメ。自分はエッセイのとある設問で趣味の話を書いていたのだが、Admission担当者のご主人と同じ趣味だったらしくその話でだいぶ盛り上がり、こんなんでいいのかと思いつつも楽しくおしゃべりしてたら合格していた。

 

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。

①NPO職員という職歴やソーシャルビジネスに関わっていたというユニークネス

②担当プロジェクトが自組織の経営および社会へ及ぼしたインパクトと新規事業創出の経験

③組織の雰囲気作りをリードする立場であり、Collaborativeな雰囲気作りに寄与できる人間性

の3点から、スクールおよび他の学生に対して、またポストMBAで社会に対してどう貢献したいかをアピールした。ちなみにESADEのエッセイは100%自分を表現することができる設問で、書いていて楽しかった

 

【学校選択】

Q. 受験校はどのように選択しましたか。

とにかく昔から欧州に憧れがあり、一方米国やアジアは全くと言っていいほど興味がなかったので目もくれず、早い段階で「欧州、中でもより関心の高い非英語圏」、「長期滞在できる1.5年以上のフルタイムのプログラム」という2点を必須条件とし、ランキングには拘らずに選んだ。条件を満たす3校を志望していたが、うち1校は服装や生活のルールが厳格という事実を聞き、ゆるふわ系の自分は耐えられないだろうと思って候補から外した。特に致命的だったのが授業へ持ち込める飲料が水に限られているというところ。手元にレッドブルがない授業なんて考えられない。

 

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 

勝率1/2なので(笑)、幸いにも学校選択の迷いはなかったが、ESADEに行くかもう1校(仏)に再出願するかで暫く迷った。カリキュラムやトータルコストの低さの面ではESADEの方に魅力を感じていたものの、個人的な思い入れは圧倒的にフランス>スペインだったのでぶっちゃけもう1校の方が志望度が高かった。しかしながら、落ちたスクールの受験は全てがうまくいかなかった一方、ESADEは全てが気持ち悪いほどうまくいったので、これも縁かなーと思ったのが最後の決め手となりエイヤでDepositを振り込みました。

 

 

【その他】

Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)

 なし。

 

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

  なし。

 

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

欧州校狙いならTOEFLとGMATには関わらない方がいいと声を大にして言いたい。

 

【一言メッセージ】

もしESADEに合格された際には乾杯しましょう。レッドブル片手にお待ちしています。