Background

  • ニックネーム:K.S (男性・39)
  • 留学区分:私費
  • 前職:FP&A
  • 最終学歴:私立大学文系(GPA:2.8
  • 海外経験:出張、旅行、短期の語学留学のみ
  • 出願スコア:GMAT670 (Q: 49, V: 32)   IELTS7.0 (L: 8.0, R: 7.5, W: 6.5, S: 6.5)

 

 

 

【目次】

1: Introduction

2: Why MBA?

3: Preparation for MBA application

4: スコアメイク

5: Essay & interview

6: 学校選択

7: その他

8: Advice and Messages

9: 一言メッセージ

 

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

 Big4ファームにて監査、FASに従事した後、欧州系・米系ヘルスケア企業においてFinance ManagerとしてFPA(予算策定、業績予測、予実分析)などに従事。

 

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

 業務の中でシニアマネジメントや海外拠点と関わる中で、さらなる価値提供・ステップアップのためにジェネラルマネジメントスキル、戦略思考、(特に英語環境下での)リーダーシップ・コミュニケーション力を向上する必要があると感じ、ダイバーシティに富んだ海外MBAでの経験が最適であると考えました。

 

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。

 多様なバックグラウンドを持つメンバーからなるチームをリードする経験を通して上記スキルを磨くことを主目的と考えています。また、家族帯同での貴重な海外生活の機会ですので、私生活の面でも楽しみながら異文化経験(スペイン語、生活スタイル、食文化など)を積めたらと考えております。

 

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 

 ヘルスケア、テック企業のビジネスポジションを検討(FP&APMなど)

 

Preparation for MBA application

2020/8 – 9

上司との1 on 1の中で、Online MBAを検討していることを相談したところ、F2Fの経験に勝るものは無いとの助言を受け、留学・海外生活への憧れが再燃。年齢面での合否判断・卒業後の就職のリスクが特に気になったものの、リサーチ、熟考と家族への相談の後、Full-time MBAへの挑戦を決意。

2020/9 – 10

IELTS対策(過去問集、mikan(単語帳アプリ)、UdemyEランプラットフォーム)、瞬間英作文、オンライン英会話)。

10月中旬に受験した初回にて7.0(出願スコア)を獲得。

2020/11 – 2021/1

GMAT対策(OGManhattanなど)。1GMAT初回受験にて620Q: 50, V: 23)。特にSCにて独学の限界を感じ濱口塾Onlineを申し込む。後から考えると、(奨学金を考慮しなければ)このスコアでも出願可能だったのではと思われます。

2021/1 - 2

・出願校についてカウンセラーに相談(2022年入学前提)。特に年齢面での合否判断について相談。

・大手予備校ではMid-career向けのプログラム(Stanford/LBS/MIT/NanangなどのSloanUSC IBEARなど)を推奨される。

・オーストラリアに特化した某カウンセラーの方からは、オーストラリアは十分可能性ありとのアドバイスを頂く(ただしパンデミックで入国不可)

・最終的にお世話になったビジネスパラダムでは、欧州複数校の提案を頂き、アドミッションにコンタクトして直接相談することを勧められる。

2021/3

GMAT2回目受験にて670(出願スコア)

6校ほどのアドミッションにコンタクト。職務経験、志望動機、卒業後のプランなどを確認され、いくつかの学校から2021年入学前提で出願を推奨される。

2021/4

・ビジネスパラダイムにエッセイのサポートを依頼し、3校出願(13週目)

Matthewにビデオエッセイ、面接対策を依頼(4週目)

ESADEよりInterview invitationの連絡

2021/5

ESADEMaryとのZoom interview1週目)。4日後に合格通知を受領。他校のInterviewも控えていたが、この時点でESADEが第一志望であったため、進学を決定。その2週間後に奨学金の通知受領。

 

 

 

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

 アドミッション、在校生・卒業生(ホームページからの申し込み、アドミッションからの紹介)、周りのMBAホルダー、カウンセラーなど。 

 

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。

IELTS:受験費用、テキスト・アプリ代

GMAT:濱口塾Online17万)、マスアカ、マンハッタン、受験費用、テキスト代

カウンセラー:ビジネスパラダイム(18万)、Matthew5万)

 

受験費用はコロナ禍で座席数が少なくスケジュール確保が難しかったため、前もって5回分ほど申込みをしておき、後々変更・キャンセル料が相当程度発生した。受験費用、テキスト代は厳密に計算していないが、恐らく上記全体で5060万前後だったのではと思われる。

 

Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

  貯金他

 

【スコアメイク】

Q. 予備校はどこを利用しましたか?

 濱口塾(オンライン)

 

Q. カウンセラーはどこを利用しましたか?

   ビジネスパラダイム

 

 

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

IELTS

全般: mikanというアプリでTOEFL英単語3800のレベル3の半分ほどまでを暗記。また、English Grammar in Useというテキストで文法をおさらい。

R: 過去問集(一度解いた後に精読+音読数回)

L: アプリを使ってのシャドーイング、過去問集

S: 瞬間英作文、DMM英会話

W: UdemyWriting対策

 

GMAT

QはマスアカとPrepで初回受験50を獲得できたため、満点を目指してManhattanの高難度問題集に手を付けたが、2回目受験は4949/5051への壁は費用対効果を考えると非常に高いと感じた。

VについてはSC以外は独学(OGManhattan、単語帳)で対策可能と感じた。初回受験でSC20%ほどと低迷し、濱口塾Onlineを申込。OG含めた英文のネイティブ向けの説明と異なり、日本語で日本人向けに丁寧に解説されていたため効果は高いと感じた。

 

Essay & interview

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください 

 出願校選択のコンサルティングを通じ、ネットワークや情報の質の面で信頼がおけると感じたため申込み。出願校決定から実際の出願まで23週間と短期間だったが、出願先のエッセイの内容や志望順位などを踏まえた作業工程のアドバイス、実際の添削と非常にタイムリーに対応頂いた。時差の関係からこちらが夜提出した成果物や相談事項に対してほぼ翌日までに回答を頂けたため、効率的に仕上げることができた。

 

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

  ESADEに関しては量が多かった(5つ、奨学金を含めると6つ)ため時間がかかったが、その後ビデオエッセイなどは無いため、総合してみると準備がしやすいのではと感じた。エッセイのテーマから学校が重視している点が分かりやすい、かつ、じっくり考え文字にしている量が多いため、その後のインタビュー対策にも活きるのではと思われる。

 

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

 現職、前職の上司に依頼。学校が重視している点や、盛り込んで欲しい点も簡単に伝えたが、基本的にはお任せで自由に書いて頂いた。上司は日本人だったが、職場が外資系だったため最初から英文で依頼できた点は大変有難い点だった。

 

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

 出願1カ月前に日本担当のAdmissionかつ面接官であるMaryに相談した際に、インタビュー対策を全くしていないことを伝えたところ、想定問答集の暗記はNG、自然にやり取りができるかを見ていると言われたため、それを信頼して多くの時間は割かなかった。

直前にはMatthewに対策を依頼。過去の出願者の情報が豊富であり、アドバイスも適格。基本的にはMaryが言っていることと齟齬は無かったが、Matthewから共有してもらった想定質問については、実際に口に出して説明できるように何度か練習をした。

 

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。

 学校側もアピールしているCollaborativeという点で、Admission、在校生、卒業生との会話の中でフィット感を感じていたため、基本的には自分の人となりを率直かつポジティブに伝えるよう努めた。また、在校生や卒業生との会話の中で特に印象に残った点は、具体的な内容と合わせて盛り込み、志望度の高さをアピールするよう心掛けた。

 

【学校選択】

Q. 受験校はどのように選択しましたか。

 当初はランキング、地域で絞った上で、気になっていた年齢面をリサーチ(大手予備校の過去実績やEconomistAge rangeなど)。また、家族帯同のため、生活環境や子供の教育環境も調査。インターネットでの情報収集とカウンセラーとの相談を通じて7、8校に絞った後、実際にAdmissionや在校生、卒業生にコンタクトを取り、生活面も含めてアドバイスを頂いた。 

 

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 

Admissionや在校生、卒業生の方とお話した際のフィット感:Collaborativeな雰囲気であり、日本人でもリーダーシップを取ることができる環境だという点

・ダイバーシティ(97%が留学生):職場で様々な国籍の方とやり取りをする中で、ネイティブ以外とのコミュニケーション力も向上させたいと感じていた

・多様なキャリア志向:コンサル・IB・テックに偏っていない

・生活環境:気候、食事、人の温かさ、治安

 

【その他】

Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)

 コロナのため実施せず。Zoomでの相談は出願12カ月前ほどから実施。当初はESADEへの出願は考えていなかったが、他校にコンタクトをする流れでAdmissionに連絡したところ志望度が急上昇したため、やはり直接得られる情報、雰囲気などは非常に重要であると感じる。

 

 

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

  出願時に同時に奨学金に申込みをし、授業料の18%ほどの免除

 

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

タイミングによって状況は異なるため一概には言えないが、早めにAdmissionや在校生などに連絡して直接情報を入手した方がよかったように思う。ホームページやブログなどで得られる情報は貴重だが、やはり最終判断のためには当事者から話を聞くことが必須であると感じる。ESADEに関してはスペインの他校と異なり日本人のAdmissionがいないが、アジア担当のMaryを筆頭に、在校生・卒業生のどなたも非常に温かく対応してくれる(はず)ため、気軽に連絡を取ることをお勧めしたい。 

 

【一言メッセージ】

 MBA受験には不確定要素が常に付きまとい、自分の判断に自信が持てなくなることもあるかと思いますが、実際に留学が実現した暁には、間違いなく他では得難い経験ができます。是非、留学を決意したときの情熱を思い起こし、日ごとに決意新たに取り組んでください。スコアメイク、出願校選択、出願準備などで悩まれたときや情報が必要なときはお気軽にご連絡ください!