【Background】

  • ニックネーム:shobon(男性・32歳)
  • 留学区分:私費
  • 前職:製薬業界
  • 最終学歴:私立大学文系(GPA:1.67)
  • 海外経験:なし
  • 出願スコア:GMAT:610点(V26/Q48/IR3/AWA5.5)     TOEFL:98(R:28/L:24/S:20/W:26)

 

【目次】

1: Introduction

2: Why MBA?

3: Preparation for MBA application

4: スコアメイク

5: Essay & interview

6: 学校選択

7: その他

8: Advice and Messages

9: 一言メッセージ

 

【Introduction】

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

 新卒にて日系証券会社に入社。リテール営業に従事するが、詰められすぎて1年ちょっとでやめる。その後、製薬会社に転職。引き続き営業(MR)に従事し結局10年間のキャリアで個人営業しかやってこず。海外経験もまったくありません。

 

【Why MBA?】

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

 営業からキャリアを変えたかったというのが大きな理由になります。私が勤務していた製薬会社は、MBAホルダー採用で有名であり、社内留学制度もありました。社内留学でMBAを取得すればマーケティングなどの部署に異動することができるので、それがMBAを目指したきっかけです。

 

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。

 上記にありますように当初は営業からのキャリアチェンジを目的としておりました。しかしながら、受験と通して、英語学習や留学についてまだまだ閉塞的な業界であると感じました。そこでそれらをもっとオープンで安価なサービスを提供できる会社等設立したいと思いました。MBAではそれらに必要な経営の知識や人脈を培いたいと思っております。在学中にそれらの活動はおこなっていく予定です。

 

Q. 留学後のビジョンを教えてください。

 短期のゴールとしては、コンサルやスタートアップ、ベンチャー入って経営や人脈をさらに広めたいと考えております。その後、上記のような自身の会社を本格的に運営したいと考えております。

 

【Preparation for MBA application】

Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
 まず私はMBA受験にTotal3年もかかってしまいました。。。

  • 2017年1月:営業からキャリアチェンジしたく弊社にMBA社費制度があることを知り勉強を始める。その後AGOSなどの予備校やネットでMBAについて調べて、TOEFLの勉強も始める。1年くらいあればいけるだろうと余裕をぶっこく。とりあえず勉強カフェなるところを借りて毎日勉強に励む。
  • 2017年4月:初めてTOEFLを受験するが衝撃の49点。急いでWeb TOEFLに申し込む。以後、狂ったように毎月TOEFLを受けるがまったくスコアは伸びず。
  • 2018年2月:やっとTOEFL80点を超える。この辺りからさすがにやばいことに気付き始めて勉強時間を増やす。平日は毎日23時まで、休日は朝10時〜20時まで勉強カフェに篭るようになる。
  • 2018年8月:TOEFL98点獲得する。当時の上司には私費で行くことを伝えていたが、せっかく社費制度があるから社内公募受けてみたら?と言われたのでとりあえず社費選考に応募する。TOEFLスピーキングスコアアップを狙ってE4TGに通う。もともとのスピーキング力が低かったのであまり変わらず。。。
  • 2018年9月:社費選考を受けるがあえなく落選。私費でいくことで腹をくくりさらに勉強時間を増やす。この頃からボチボチ学校説明会やMBA fairに参加するようになる。
  • 2018年12月:いっこうにスコアがあがらないTOEFLであったがGMATもやらなければならないので濱口塾に申し込む。GMATとエッセイやインタビューレッスンなどすべてそろったパッケージを契約して100万円払い込む。
  • 2019年1月:TOEFLスピーキング対策とインタビュー対策としてDMM英会話を始める。
  • 2019年5月:TOEFLスコアも上がらない、GMATもよくわからないという鬱々とした気分から逃れるためキャンパスビジットを実施。IESEとESADEに訪問。バルセロナの気候に惚れるも、IESEの模擬授業で何言っているかまったくわからなくて絶望感を味わう。この月はIELTSも試しに受けてみたがTOEFLの方が向いている気がして継続してTOEFLを受験する。
  • 2019年7月:GMAT Prepをやってみる。衝撃の400点代。Mathが全然できないことにいまさら気づく。ここから頭がおかしくなる。平日は23時まで勉強カフェに行き、その後マクドナルドでご飯を食べながら深夜1時くらいまでGMATをやる。
  • 2019年8月:猛勉強でMathも少し解けるようになったので初GMATを受験。530点であえなく撃沈。TOEFLで苦労したのでGMATは1発で出願スコアがでるかもという淡い期待は裏切られ絶望のどん底に。
  • 2019年10月:各学校の説明会に参加して情報収集しながらGMATも継続して受験。MathがやはりネックだったのでGREもあわせて勉強を始める。そんな中なんとなく受けたGMATで610点を獲得。ESADE含めいつくかのスクールには出願できるとふんで急いでエッセイなどの準備に取り掛かる。
  • 2019年11月:アプリケーション用に成績証明書を取り寄せたところGPA1.67ということで無事死亡。受験期間で1番堪えた出来事だったと思われる。しかし、もうどうにでもなれの精神でESADE 2ndで出願。その他のスクールもあわせて出願する。
  • 2019年12月:ESADE、Babsonなど書類選考通過。ESADEは水曜日に連絡があり5日後にバルセロナに来てクラス見学とインタビューを受けてほしいとの連絡あり。もちろん他にもSkype等optionはあったが、私のようなど底辺スペックを挽回するには熱意以外のものを持ち合わせていないので二つ返事で承諾。5日間でインタビューを仕上げる。忘年会の後にMatthewとインタビュー練習したのは良い思い出。当日はなんとかつたない英語で自分の思いを伝えて帰路に着く。インタビュー後3日くらいで合格のメールが届く。ESADEの志望度が高かったのともう疲れたのでここで受験を終わりにする。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

 学校説明会やMBA Fair、AGOS夏祭りなどで情報収集しました。学校のより詳細な話はキャンパスビジットで在校生から話を聞いたり、アルムナイから話を聞いて詳しく情報収集しました。

 

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。

【予備校費用】

  • WebTOEFL受講料:15万円(Listening、Reading、Writing )
  • E4TG:6.5万円
  • 濱口塾パッケージ:92万円(GMAT、カウンセリング、Matthewインタビュー)
  • 江戸義塾10Hourパッケージ:29万円
  • Affinity GMAT SCコース(Web):13万円(6.5万円×2)
  • LINGO 1日Writingセミナー:1.5万円
  • Gator Way体験授業:0.6万円

【受験費用】

  • TOEFL:66万(2万円×30回)
  • GMAT:6万(2万円×3回)
  • GRE:2万
  • IELTS:2万

【参考書代】

  • 約10万ほどかと。。。

【キャンパスビジット費用】

  • 40万円(20万×2回)

【そのほか雑費】

  • 東京までの旅費:30万以上。。。
  • 翻訳代:20万

【Total】

  • 約350万円以上

 

Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

 自身の貯金のみです。

 

【スコアメイク】

Q. 予備校はどこを利用しましたか?

  WebTOEFL、濱口塾、江戸義塾などなど

 

Q. カウンセラーはどこを利用しましたか?

   濱口塾、Matthew

 

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

 総受験回数31回。TOEFLに関しては純ドメだったため非常に苦労しました。結局100点を超えられずに終わってしまいましたが、RとLは地道にスコアをあげていくしかないかと思います。Sについては、DMM英会話などを毎日継続することで特に対策しなくてもスコアはあがっていくと思います。なので純ドメの方はインタビューを見据えて早めにオンライン英会話などを始められると良いと思います。

 また、100点を1つの指標にされたり105点であったりを目標にすることが多いかと思います。しかし、志望校が現状のスコアで書類選考通過できるのであればさっさとGMATやエッセイに移行した方が良いかと思います。私はダラダラ続けてしまい時間を費用の無駄遣いをしてしまいました。。。

 Web TOEFLにおもにお世話になりました。R、L、Wなど解法を学ぶのに良いと思います。Sについては30点狙いの講義になっているのであまり参考にならないよう感じました。

 

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

 GMATは濱口塾を利用しました。問題数も多く解説もわかりやすいのでおすすめです。数学は少し勉強したら50点とれるという巷の噂を信じておりましたが、私にはまったく当てはまりませんでした。。。濱口塾、OG、Kaplan Q Bank、Manhattan Q Bankの問題を解きまくりました。が、48点が最高点でしたので数学があまり得意ではないという方は覚悟して臨まれるのが良いかと思います。

 

【Essay & interview】

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

エッセイは濱口塾濱口先生、インタビューは濱口塾契約のMatthewにお願いしました。サブにEdにお願いしました。

【濱口先生】

 あう人あわない人がはっきり分かれる先生だと思います。Edのように励ましてくれるとうことはないです。コメントは基本的に短く、エッセイなどのFBは辛辣です。しかし、淡々とエッセイを仕上げたい、スピード重視という方はおすすめです。ネタは自分で出していくスタイルで一緒に考えていくというスタイルではありません。私は、やりとり等スピーディでササっと済んだので満足しております。

【Matthew】

 5回実施いただきましたが、Matthewで練習した内容は当日結構面接官から聞かれましたのでかなりおすすめです。また時間も朝から深夜まで柔軟に対応頂ける点や他のカウンセラーよりも安価である点もおすすめできる点です。

【Ed】

 情報収集目的でカウンセリングしてもらいました。1回のみでしたが大きくどのようにインタビューで回答したら良いかわかったことや資料もたくさん頂けたのでよかったです。

 

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

 エッセイについては、作文が得意だったからかあまり時間がかかりませんでした。出願が差し迫っていたので自己分析は一瞬で終わらせて、いきなりお題に取り掛かりました。ただ、お題にそって書いていく中で過去のエピソードを思い出せたのでそういうやり方もありかなと思いました。

 

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

 推薦状は直属の上司と以前の上司にお願いしました。反省点としてはもっと早く依頼をすべきだった点です。やはり役職があがるほど忙し苦なっていくと思うので推薦状を書く時間がとれないという方も出てくると思います。志望校が決まったら上司にお願いしておくのが良いかと思います。また、依頼する際も丸投げではなく、案だけまずはだしてもらえないか?などハードルを低くするとたくさんエピソードをだしてくれたりします。

 

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

 インタビュー練習は5回で終わってしまいましたが、各学校聞かれることは毎年似通っていると思うのでそれらの情報を事前に入手しておくと対策しやすくて良いかと思います。あとは、自信をもってゆっくり話すことを心がけることが大事だと思います。

 

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。

 仕事やプライベートともに共通して0から1をつくることが好きで、社内企画を立ち上げたり、個人でホームページを作ったりとしていたのでその能力について押しました。また、それらの企画をやる際に他者を巻き込むことが重要なので、そういった能力を持ち合わせていることを伝えました。あとは仕事面では個人営業でしたのでいかに成績をあげてきたをアピールしました。共通しているのはチームにどのように影響を与えることができるかということを意識して書きました。

 

【学校選択】

Q. 受験校はどのように選択しましたか。

 私はアントレに興味があったのでアントレに強いスクールで、なおかつ気候の良いところを重視しました。もちろんランキングなどもチェックしておりました。

 

Q. 進学校の決め手は何でしたか。

 上記のアントレ分野に強いことや温暖な気候、ランキングも上位であることが決め手となりました。

 

【その他】

Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)

 私は2回行きました。1回目は出願半年前くらいにモチベーションを上げるために行き、在校生の方に話をきいたのみです。2回目はクラス見学とインタビューでいきました。選考では、クラス見学について聞かれましたし2回も来たのはなんで?など興味をもってもらえたので熱意を示すという意味ではESADEでは有効な手段になり得ると思います。

 

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

 なし

 

【Advice and Messages】

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

 全体を通して、自分の強みは何かを考えておくことが重要かと思います。例えば、私は私立文系海外経験なしですので英語力やGMATで他の方より秀でるのは至難の技だと思います。またGPAも1.67ということで学業面もひどいです。しかし、私は仕事柄プレゼンが得意であったり、意外と文章を書くことが得意であったりしたのでスコアではなくエッセイやインタビューで挽回することができました。つまり、自分が最も強いところで勝負することが重要かと感じました。

 

【一言メッセージ】

 私は3年間もかかってようやく合格することができました。お金もかなりかけてしまいましたが、受験途中で自分の本当にやりたいことが見つかったり、多くの仲間ができたり、応援してくださる人ができたりと受験期間だけでも多くのことを得ることができました。受験を悩まれている方には、本当に辛い道が待っていると思いますがそれ以上のものを得ることができると信じております。ぜひ受験を検討して頂ければと思います。

MBA受験ブログを書いておりましたのでよろしければ今後のご参考にして頂ければ幸いです。

ブログURL:30代がMBA留学を目指す ~Never too late~