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交換留学制度とESADEとの比較 ~Kellogg School of Management~

 

 こんにちは、Class of 2022のKです。本日はESADEの交換留学(Exchange)制度についてお話しさせて頂きます。2022年5月21日の投稿でも全体カリキュラム概要をまとめていますが、15ヶ月・18ヶ月のコースの場合、交換留学を行って単位を取得することができます。私も2022年1月〜3月まで、アメリカ・イリノイ州のKellogg School of Managementにて交換留学を行いましたので、その経験を簡単にお話しさせて頂きます。 

 

<交換留学制度について> 

(年によって若干違いはあるかもしれませんが、Class of 2022の場合) 

 Term1の成績に基づいて、クラス全体の中での順位が決まり、Term3の初め頃に本人にのみ通知されます。その後、交換留学を希望する人のうち、成績順位の高い順に交換留学先を選択していきます。交換留学先の候補は世界中に幅広くあり、アメリカ(Chicago Booth, Kellogg, Haas, Duke, McCombs…)、ヨーロッパ(LBS, HEC, Bocconi…)カナダ、イスラエル、オーストラリア、南アフリカ、コスタリカ、中国、日本、など実に多岐に亘ります。(ご参考まで、こちらから一覧を確認できます。https://www.esade.edu/mba/en/programmes/full-time-mba/why-were-different/global-experience/exchange-programme) 

 交換留学の時期や長さは留学先の学校によるので若干ズレもありますが、ESADEのTerm4(10〜12月)もしくはTerm5(1〜3月)、3ヶ月程度の期間が主流です。Visaの申請費用や渡航費、滞在費などは当然かかりますが、追加の授業料等はなく、15 or 18ヶ月のうちの1学期を別の大学で学ぶことが出来るというのはとても貴重な経験ですので、毎年多くの学生が交換留学を希望しています。 

 

<行ってみての感想> 

 前述の通り、2022年1〜3月までKelloggのWinter Termにて交換留学生として学びました。Winter TermのKellogg全体での交換留学生はおよそ20名、うちESADEからは4名参加していました。他のメンバーはIESE、LBS、LSE、HECなどから来ていて、そういった別スクールの学生との繋がりを作れるのも交換留学の大きな魅力だと感じました。あくまで個人の感想になりますが、私が特に感じた2つのスクールの違いは以下の通りです: 

 

ダイバーシティ:改めてESADEの学生の国籍の幅広さを実感しました。ESADE Class of 2022は50近くの国籍から成り、例えば私のTerm3のチームメイトの出身地はメキシコ、サウジアラビア、インド、スイス、カナダ、そして日本という構成でした。Kelloggでもグループワークなど行う機会がありましたが、やはりアメリカ国籍・若しくはアメリカの大学卒業者がとても多い印象を受けました。 

 

スクールの規模:ESADEはプログラムがFull Time MBAのみ(EMBAはMonthly, Weekly, Online等もあります)で且つクラスの人数が180-190人なので、話したことがない人がいても、大体全員の顔と名前が一致します。対してKelloggはFull Time 2 years, 1 year, Evening & Weekend…などプログラムも多岐にわたり且つ人数もとても多いです。ESADEのような比較的小規模スクールのアットホーム感はありませんでしたが、その分、より多くの人たちと知り合える機会があり、幅広いネットワークが作れると感じました。 

 

 真冬のイリノイ州ということで寒さは厳しく(マイナス30℃の日もありました…)、バルセロナが恋しくなる日も少なくはありませんでしたが、2つのスクールで学び、より幅広いネットワークを構築する機会を得られたことは本当に貴重な経験で、交換留学に行くという選択をして良かったと実感しています!