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ALCP体験談(Class of 2014)

私たちが担当したのはQuimera(http://www.quimera-project.com/)という環境技術(電気自動車)を扱うスペインのベンチャー企業でした。

 

この会社は、コンセプト創出のフェーズにあり、まだ本格的に電気自動車を生産、流通させた実績はありませんでした。初回のミーティングを経て、私たちのミッションは「中国市場に電気自動車に関わる、何かを販売する。どんな製品をどんな方法で流通させるべきか推薦して欲しい」という市場参入戦略の提案に決まりました。

 

電気自動車に関わる技術的な知識や業界知識に乏しいチームだったため、業界知識を学ぶだけでも1ヶ月以上かかってしまいました。さらに、私たちチームは全員中国語スピーカーだったため、かえって中国語で取得してきた、膨大なマーケット情報に埋もれてしまいました。2ヶ月目には、3人が全く異なる意見を持ち、堂々巡りの討論を繰り返してしまい、コンサルティングの難しさを思い知りました。3ヶ月目、プレゼンテーションの骨子を作りながら、再度優先順位を付け直し、クライアントとミーティングを何度も行い調整を行っていきました。

 

最終プレゼンテーションに向けての追い込みは数日間、半ば徹夜の状態も経験しながら、授業に出席をし、過酷な毎日でしたが、クライアントからは大変いい評価を得ることが出来ました。

 

チームによるコンサルティング・ワークを通して、MBAコースで学んだ知識を実際のビジネス世界で応用する方法を学び、卒業後の仕事に直結する良い経験ができたと思います。

 

(2012年入学:Class of 2014)